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合格者の声

1級「統計応用」

得られた知識を出発点として、受験で触れられなかった分野にも
秋元 壮颯さん(東京大学工学部計数工学科2年生)

 大学の研究室のホームページで統計検定の存在を知り、以前から関心があった統計学を身につけるいい機会だと思い、九月下旬ごろに受験を決めました。
 予備知識は1年の時に大学の授業に合わせて使用した、「入門統計解析」程度のもので、モーメント母関数や最尤推定といった概念は知らない状態でした。統計学自体には関心があったため、長期休暇中に折に触れて学んではいたのですが、興味があるところをつまみ食いするだけで、体系的な学習はできていませんでした。その状態では、1級の受験には明らかに知識が不足していたため、「現代数理統計学の基礎」を教科書としてメインに読み進めつつ、公式の過去問題集を解いていきました。勉強に当たっては、種々の確率分布同士の関係や、平均や分散といった基本的なパラメータを自力で導出できるように何度も手を動かして練習しました。また、公式の過去問は本質的な理解を問う良問が多く、教科書で学習した内容が十分に身についているかを判断する良い材料になったと思います。
 試験当日は、統計数理で時間が足りず、最後まで問題を解き切れなくて少し不安でしたが、合格を頂けて安心しました。
 この受験を通じて得られた知識を出発点として、今後は確率解析やベイズ統計などの、1級受験では触れられなかった分野を幅広く学習していくつもりです。

※秋元さんは、同時に「統計数理」にも合格されています。

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