2022年以降の試験について
2020年12月22日にお知らせいたしましたとおり、統計検定1級以外の紙媒体を利用した従来の試験(PBT方式試験)は2021年をもって終了し、CBT方式試験に移行いたします。
1990年代以降、「証拠に基づいた政策・意思決定」(evidence based policy)が世界的な潮流となっています。証拠の中心を成すのが統計データであり、なかでも公的統計は中央・地方の行政が施策を企画立案する上で、また国民・企業などが合理的に意思決定する際に欠かせぬものです。学術研究においても広く利用されています。現代において、政府等によって作成される公的統計は社会の情報インフラとして位置付けられますが、そこから目的に沿って有効な情報を引き出し、活用できなければ宝の持ち腐れといえます。統計調査士検定は、公的統計に関して、基本的な内容を正確に理解し、適切に利用する能力を評価する検定試験です。
統計調査士に合格することは、統計の役割、統計法規、公的統計が作成される仕組み等に加えて、主要な公的統計データの利活用方法に関する正確な理解を証するものです。合格することで、
(ア)取得する過程で統計に関する知識を体系的に整理して獲得できる、
(イ)自信と誇りを持って統計調査や統計データに関連する業務に取り組める、
(ウ) 公的統計に係る知識と統計データの利活用の能力が客観的に評価される
ため、就業において、統計データに関連した職場、とりわけ民間調査機関で優先的に採用されやすくなる等の効果が期待されます。
統計検定3級合格程度の基礎知識に加えて、社会人に求められる公的統計の理解とその活用力の修得を評価します。
■統計の基本
・統計の意義と役割
・統計法規
■統計調査の実際
・統計調査の基本的知識
・統計調査員の役割・業務
■公的統計の見方と利用
・統計の見方
・統計データの利活用
出題形式 | 5肢選択問題 |
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問題数 | 30問 |
試験時間 | 60分 |
合格水準 | 100点満点で、70点以上 |
出題範囲 | 統計検定統計調査士出題範囲表 2024年4月更新 |
※CBT方式の開始日:2019年3月25日(月)
※現行のCBT方式試験は2024年5月版であり、統計検定 統計調査士の出題範囲表に対応しています。なお、公式テキスト「日本統計学会公式認定 統計検定 統計調査士対応 経済統計の実際」は2024年5月版のCBT方式試験に準拠して、2024年4月に改訂されています。
【持ち込み可能な電卓】
四則演算(+-×÷)や百分率(%)、平方根(√)の計算ができる普通電卓(一般電卓)または事務用電卓
【持ち込み不可の電卓】
上記の電卓を超える計算機能を持つ金融電卓や関数電卓、プログラム電卓、グラフ電卓、紙のメモ帳/電子メモパッド付の電卓、電卓機能を持つ携帯端末
※試験会場に持ち込める電卓は1台までとなります。
※試験会場では電卓の貸し出しは行っておりません。
※試験前に電卓の確認を行うことがあります。
検定種別 | 受験料 |
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統計検定 統計調査士 | 一般価格 7,000円 学割価格 5,000円 |
※全て税込み価格です。
※学割の対象者についてはCBTの運営を行っているオデッセイコミュニケーションズの試験要項「学割価格の対象となる学生」にてご確認ください。
試験直後に試験結果レポートが提示されます。
試験翌月の下旬に合格証と認定証を発送します。
試験日の翌月の第3週目にオープンバッジを発行いたします。オープンバッジにつきましては、以下のページをご参照ください。
参照:
オープンバッジ