私は行政機関で化学物質の分析業務に従事しています。分析機器から吐き出される測定結果をただ報告書にコピペするだけでなく、新たな知見や付加価値が得られないかと考え、統計学の勉強を始めました。理解不足のまま力試しで受験した統計検定2級で幸運にも合格してしまったため、より高度な知識を得るために統計検定準1級の受験を決意しました。
勉強には公式参考書である統計学実践ワークブックと公式の過去問題集を用いました。ワークブックは読み進むにつれてどんどん難しくなっていき、2級とのレベルの違いを感じました。それでも、わからないところをインターネットで調べてワークブックに書き込んだり、実際に手を動かして計算したりして理解するように努めました。過去問題も年によって難易度にばらつきがありましたが、全てすらすらと解けるようになるまで何周も繰り返しました。準備期間は2ヶ月でしたが毎日欠かさず、試験開始時間ぎりぎりまで問題演習に取り組みました。
試験では初めて見る問題が多く面食らいましたが、冷静に問題文を読み今までに培った知識を駆使して解答しました。手ごたえはそれなりにありましたが、まさか最優秀賞を頂けるとは思ってもいませんでした。試験合格はあくまで通過点なので、身につけた知識を業務に活かし、また学習を継続して統計検定1級にも挑戦したいと思います。