私は「データ活用コンサルタント」として、お客様企業の働き方をデータドリブンに変革するためのご支援をしています。具体的な支援業務としては、DX実現のロードマップ策定や、データ活用基盤の構築等が中心ですが、自身もデータを分析・活用して「火付け役」となる事例を創出できるよう、最先端の技術に加えて、汎用的な統計手法についても勉強を継続しています。統計検定の過去問は良問が多く、これまでも何度か解いていたのですが、今回本腰を入れて勉強しようと思い立ち、1級を受検しました。
受検勉強では、過去問演習を主軸とし、解答作成時には「なぜこの解法なのか」「なぜこの統計量を使うのか」まで深掘りしました。具体的には、例えば分散分析では、「F値の分子と分母はどのような統計量なのか」「なぜこの値がF分布に従うと言えるのか」「F分布とカイ二乗分布はどのような関係なのか」等、高校生に説明することを想定して、説明できない箇所、曖昧な箇所は、適宜、参考書やブログ等を頼りに理解を補強しました。
本番の試験も興味深い問題が多く、楽しみながら解き進めることができました。手応えもあったので、評価Sをいただけてホッとしています。実業務においては、そもそもデータを活用・取得する以前の課題も散見されますが、小さな成功を積み上げて、少しずつでも着実に、お客様企業、ひいては日本企業全体の業務変革に取り組んでいきたいです。