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合格者の声

1級「統計応用」

統計学のココロがわかってきた
白石 歩さん(日本IBM システムズ・エンジニアリング株式会社、静岡大学客員准教授)

 大学時代は理論物理学を専攻し、現在はIT企業にてデータサイエンティストに従事しています。学生時代は、 ごく基本的な統計学について実験データの整理のために必要ということで、 大学1年次に学んだ程度で、深い理論的な勉強はしたことがありませんでした。
 クライアントのデータ分析を行うようになってから、統計学の基本的なことを理解していないと思い、数年前に統計検定2級を受験し合格しました。しかし、この時点では統計学の代表的な用語や計算の手続きを学ぶことができましたが、データ分析の実務レベルでは、それらの妥当性の理解が及んでいないと感じました。より深い統計学の理解のために統計検定1級の受験を決意し、数理統計学の学習に取り掛かり始めました。
 学習においては多くの方が書かれているように、久保川先生の『現代数理統計学の基礎』を中心に行いました。他にも様々な教材や動画なども活用し、総合的な理解を深めました。手前味噌ではありますが、「統計検定1級の勉強の仕方【2023年末版】」という内容をブログに書いていまして、役に立った教材や使い方を解説していますので、学習の参考にしていただければと思います。
https://qiita.com/Ayumu_walker/items/461705df5afd8eedf692
 数理統計学の勉強を行ったことで、それまで手続きだけを覚えていた数式の理論的な意味を理解することができたため、統計学のココロがわかってきたと感じています。この理解ができたことで、統計数理、統計応用(理工学)を両方とも優秀賞で合格をいただけたと思います。
 統計検定1級の学習を通じて、本業のデータ分析に活かせるようになったことだけでなく、大学で担当しているデータサイエンスの授業の中でもアカデミックな観点も踏まえて学生に説明ができるようになったため、より説得力のある授業ができていると感じています。

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