マーケティング担当者としてデータを分析するためには統計の知識が必要だと思い、学習方法を調べる中で統計検定の存在を知りました。まずは２級に挑戦し、勉強する中で統計を学ぶことがどんどん面白くなっていき、いろいろな統計手法を学べる準１級に挑戦することにしました。
　メイン教材は「統計学実践ワークブック」と「過去問」です。統計学実践ワークブックは常に持ち歩き、移動時間や隙間時間などで例題や章末問題に出題されていない内容（さらっと記述されている部分）を確認するように努めました。過去問は年度順に解いた後は各項目の理解度をチェックするために活用していました。試験の形式がPBTからCBTに変わり、論述問題はなくなりましたが論述問題をスキップせずに解くことをおすすめします。論述問題を解くことで理解が深まった項目がいくつもありました。
　「統計学実践ワークブック」と「過去問」以外の書籍も利用しました。特に参考になった書籍を紹介します。
・ガイダンス確率統計（石谷謙介 著）
・多変量解析法入門（永田靖・棟近雅彦 共著）
・道具としてのベイス統計（涌井良幸 著）
　２級と比べると難易度も上がり、出題範囲も広いので本当に合格できるのだろうかと不安になりましたが、一つ一つ着実に理解することが合格に結び付いたと感じています。少しでもこれから受験される方々の参考になれば幸いです。
　統計検定を通じて分析に使うツールやライブラリのメカニズムを理解し、統計学の面白さを知ることができました。そして、統計学と向き合う土台を作ることができたことが何よりも大きい収穫です。今後は準１級の対策で学んだ知識を業務に活かしていきたいです。また学習を継続し【データサイエンスエキスパート】や【統計検定１級】にも挑戦したいです。