都内専門学校の情報学部にて教員をしております。
かねてより様々な場所で「統計は最強の学問だ」、「統計は最も役に立つスキルだ」といった声を度々耳にしており、統計に興味は持っていたものの、学生時代にまったく学んだことが無かったため今さら勉強するのはなぁ…と足踏みしている状態でした。そんな中、勤務校のある学科で統計の資格対策授業をしているということを耳にし、そこで初めて統計検定なる存在を知りました。調べてみると、統計検定は多くの種別に分かれており、4級~1級といった他に、統計調査士、専門統計調査士、データサイエンス等という試験があることが分かりました。
私はまず4級~2級の資格を取得したのですが、統計調査士、専門統計調査士という資格にも目を惹かれていました。その理由は高尚なものではなく「どういう資格かはよくわからないけど、なんかカッコ良さそう」というお世辞にも褒められたものではありませんでした。統計には無知の自分でしたが、統計の重要性だけは知っていたため、そんな統計の「調査士」を名乗れればカッコいいな!と思い、また、公式サイトにも見本の掲載がありますが、合格すれば頂ける「認定証」もカッコいいな!と思い、よく分かっていないままモチベーションだけは非常に高く勉強を開始できました。大きな声で言う理由では無いですが、きっかけはこんなものでも良いのかもしれません。
そのカッコいい専門統計調査士の称号を得る方法ですが、「統計調査士」と「専門統計調査士」の両方の試験に合格することが必要です。公式からテキストと過去問集が出ていますので、それを使い勉強を重ねた所、有り難いことに最優秀成績賞を頂くことができました。
試験を受けた感想ですが、統計調査士の試験は暗記が中心ですが、専門統計調査士は暗記に加え2級程度の計算力も必要で、バランスが取れた試験になっていると感じました。試験を通じ、公的統計や統計調査に関する非常に重要な知識を身につけることができましたので、カッコいいだけじゃない資格だと今なら自信を持って人に説明できます。