統計検定を知ったきっかけは、会社の昇進の評価に考慮される資格一覧で、準1級以上が対象となっていました。仕事で統計学を使ったことがほとんどなかったのですが、これから使う可能性があり、いろんな分野に応用できるのではと思い受験を決意しました。CBT形式で、勉強が仕上がった段階でいつでも受験できるというのが魅力でした。
統計学実践ワークブック(公式テキスト)を購入し、ほぼこれのみを独学で最初から順番に学んでいきました。統計学を専門に学んだことがなかったので、多くの方のコメント通り、ワークブックは非常に難解でした。統計学大百科事典(翔泳社)を参照したり、YouTubeを閲覧して基本的な部分の理解を深めていきました。YouTubeはわかりやすい動画が多く、お勧めです。平日夜と週末の勉強で、ワークブックを1周するのに2ヶ月半かかりました。そのあと1ヶ月半かけてさらに3周し、例題と問題を完璧に解けるようにしました。
仕上げとして、準1級 過去問集(公式問題集)で、2015年~2021年のPBTを解きました。感覚としては、PBT過去問の「選択及び部分記述」を90分で解ければCBTに対応できます。2021年のPBTは難易度が飛び抜けて高くCBT受験直前にショックを受けましたが、2015年~2019年のPBT過去問がきちんとできていれば気にすることはないです。ただし、ワークブックの例題・問題とPBT過去問への過学習はよくないです。難しいとは思いますが、ワークブックに1行だけサラッと書いているようなところも含めて、隅々まで見ておくのがよいです。
出題範囲は膨大でしたが、勉強をしてみて、世の中、統計学で溢れていることを改めて認識しました。深掘りまではできませんでしたが、統計学の全貌を知ることができる良い機会だったと思います。一通り理解した後でワークブックを読み返すと、この膨大な範囲をコンパクトにまとめているなと感心しました。今回学んだことをいろんな場所で活かしていきたいです。