統計検定を受験しようと思ったきっかけは、機械学習を学ぶにあたって統計学の知識が不足していると感じたからです。ただ漫然と統計学を勉強するのも意欲が続かないだろうと思い、何か良い目標がないだろうかとインターネットで探したところ統計検定というものがあると知り、受験を決めました。
受験対策としては就業時間以外での勉強時間が限られているため時間を有効に活用することを心掛けました。通勤中にバスや電車で移動するときに最低限覚えておいたほうがよいことを暗記しておき、帰宅後は腰を据えて計算をして問題を解くための時間としました。勉強方法としては過去の統計検定の合格者さんがウェブ上に公開している受験対策記を参考にして数理統計学の本を一冊通して読み、その後、日本統計学会から出版されている過去問題集を繰り返し解きました。
検定対策の勉強を通して、当初の目的であった機械学習を学ぶのに必要な統計学の知識は身につきました。とくに近年の統計検定の問題ではベイズ統計学が取り上げられており、問題を解くことで理解が深まりました。また勉強をする中で統計学そのものの奥深さ、面白さにも気づくことができました。検定には受かりましたが、まだまだ知らないことばかりですので、引き続き継続して統計学を学んでいこうと思っております。