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合格者の声

1級「統計応用」

理論の重要性
内藤 匠海さん(京都大学工学部情報学科3年)

 私が統計検定を知ったのは大学1回生の夏頃でした。コロナの影響で2020年度は中止となることが発覚し断念しました。2回生の終わり頃になり、受けるなら3回生のタイミングがベストだろうと判断したので、受けることを決めました。
 受験の対策としては、3年の前期に空きコマに学習時間をもうけ週1で少しずつ本を読みました(現代数理統計学の基礎という本です)。夏休みは勉強から離れた生活を送ることになったので、3年の後期が始まった10月から本格的な対策を開始しました。10、11月は友人と頻繁にカラオケに通い、そこで共に統計の対策に勤しみました。過去問を一周するのが目標でしたが、演習の時間が足りず、結局一周するに至りませんでしたが、理論の理解を重視した勉強をしていたのが自分の強みだと思います。
 受けた感想ですが、本番はテンパってしまいパフォーマンスは確実に落ちるだろうと思いました。それも考慮しておきましょう。統計数理と統計応用、両方ともほぼ満点だろうと確信をもてる手応えでした。自分の対策と結果から踏まえると、小手先のテクニック、手法よりも根本の理論をどれだけ理解しているかを大事にすべきことがわかります。実際、大学に入ってから受けた試験も、その学問の理論を理解していれば満点かそれに近い点がとれるようになっていると感じます。何においても、演習を積むことも勿論大切ですが、結局は理論の追求が本質だと思います。
 現在、情報系、とくにデータサイエンスがトレンドとなっていますが、プログラミングをひたすらやるという大学が非常に多く、根本の理論を深く理解せずにライブラリなど用いてコーディングする人が大量にでてくるのではないかと思います。根本の理論を理解し考えることができる人材は、その中で強みをもてるのではないかと思います。統計検定においても、とることをゴールとしたテクニックを身につけるのではなく、統計検定をモチベーションにし、その過程で統計という理論を理解することが重要だと思います。

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