私は現在ペット保険会社に勤務しております。保険会社は多種多様なデータを元に保険料の算出や保険金の予測などを行っております。また、企業として動物のケガや病気を減らす取り組みを行っており、その取り組みのなかで、たくさんの傷病に関するデータ分析に携わる機会が多く、様々な分析手法と結果に対する正しい知識の習得のために、統計検定の受験を決意しました。
本格的な試験対策としては、教科書を参考に行い、計算のテクニックや教科書本編の理解しきれない部分などは、藤田岳彦先生の「弱点克服 大学生の確率・統計学」を参考にさせていただいたり、インターネットを通して理解を深め、最後に過去問演習による対策をしました。
過去問を解く際には、制限時間の中で、「本番ではどの問題を選択すべきか?」を意識しながら、過去問に取り組みました。また、解けなかった問題に対しては、解答を確認しながら、「出題者の意図は何か?」や、「どのように考えれば、初見で問題解決へのアプローチが出来るか?」を意識しながら過去問演習と、理解が及んでいない分野への教科書の復習を行いました。その結果、自分に対する自信にも繋がり、試験当日は「今年はどんな問題が出題されるのだろう」と楽しみながら試験本番に臨むことができました。
会社でのデータ分析や検定などの結果は、自分で想定した結果にならないこともありますが、その結果に一喜一憂せず、原因を模索しながら、今後も統計学という学問の真髄を、楽しむことを忘れずに学んでいきたいと考えています。