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合格者の声

1級「統計応用」

業務における統計的素養の重要性を改めて感じました
河村 知明さん(株式会社みずほ銀行)

 私は銀行の市場部門でデータ分析業務を行っております。デジタル人材育成という流れの中で統計検定の存在を知り、これを機に体系的に再学習してみようと考え、受験を決めました。
 統計検定の学習は7月中旬から始め、8月中旬までに統計検定2級と準1級をまず取得しました。その後は他のIT資格の学習のために少し間が空き、10月から統計検定1級に向けた学習を開始しました。1級のための学習では、まず「現代数理統計学の基礎」を使って数理的基礎を固めた後、公式テキストである「統計学」や「統計学実践ワークブック」、「公式問題集」を使って応用分野の学習と問題演習を行いました。1級の統計応用は範囲が広く対策しにくいと言われていますが、上記テキストを活用し自身の受験分野以外の問題も解けるように学習して苦手問題を作らないようにしたことが試験では功を奏したと考えています。
 所属する市場部門では、構造化・非構造化データと多様なデータを扱っており、例えば株式や債券の価格といった不確実性を含む市場データも扱います。目的やデータに応じて様々な仮説を立てて分析し、結果を出して業務に寄与していくことが業務の面白みですが、この際に重要となるのがドメイン知識とエンジニアリング力、そして統計的素養だと考えています。近年は便利な計算ライブラリを利用することで簡単に分析できるようになりましたが、手法の背景にある理論の理解や適切な手法の選択、出力の妥当性に関する考察などにおいて統計的素養は重要であり、その重要性は今後も増していくものと思います。私としても今回の学習に留まらず、引き続き学びを継続していきたいと考えています。

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