今年は統計検定1級の統計応用(医薬生物)に優秀成績で合格することができました。現代の医療世界の中で統計学がどのように応用されているかを理論ベースで学びたいと思ったため受験しました。社会人になって初めての受験だったこともあり合格ライン突破を目指して勉強しましたが、優秀成績賞までいただけて大変嬉しく思っています。
主な対策として、過去問を直近5年分を解きつつ医薬生物の分野で扱われやすい検定の理論を調べて学習しました。医薬生物の分野では、カプランマイヤー推定を用いた寿命予測、ウィルコクソンの順位和検定、オッズ比検定、実験計画、ロジスティック回帰(2値分類)の習得が必須だと思っております。特に各仮説検定での勉強では、「なぜそのような帰無仮説になるのか」を深堀りして考えることを意識しました。その上で帰無仮説が真である場合の検定統計量の構築をする必要があります。従って医薬生物の分野に限った話ではないですが、帰無仮説や検定統計量の暗記だけでは限界があると感じていますし、今後現実世界で応用させていく際に苦労することが多くなると思っています。
今後はまだ詳しく触れることができていない人文科学や社会科学の分野での統計理論についても勉強していきます。まだまだ知らないことがたくさんあるのでそれらを学ぶことを楽しみに、これからも頑張っていこうと思います。