私が統計と出会ったのは、大学の卒論で教育統計を扱った時でした。その時は卒論を完成させるのに精一杯で、深く理解しないままｔ検定やＦ検定を使っていました。あれから約４０年の教職人生を経て、定年を迎える前にもう一度統計学を学び直そうと思い勉強し始めたところ、その面白さや奥深さにどんどんのめり込んでいきました。せっかく勉強したので力試しをしようと初めにチャレンジしたのが「統計検定２級」でした。公式テキストや問題集などを使って繰り返し学習して試験に臨みましたが、とても難しく、時間に追われ、ぎりぎりのところで何とか合格することができました。
　その後、貴協会のＷｅｂページで「統計調査士」という資格試験があるのを知り、これまでの学習を生かしてチャレンジすることにしました。公式問題集は現在廃版になったものも取り寄せ、過去５～６年分をほぼ完璧に答えられるまで学習しました。おかげさまで、こちらの方は「統計調査士」「専門統計調査士」とも優秀成績賞をいただき、大変うれしく思います。今後さらに、「データサイエンス基礎」にもチャレンジしてみようと思います。
　学びに年齢は関係ないと思います。これからも生涯にわたって学び続けながら、学ぶって楽しいことなんだということを子どもたちにも伝えていきたいです。