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合格者の声

1級「統計応用」

理解の過程を意識して勉強
向田 裕人さん(監査法人)

 私は普段、監査法人でアクチュアリーとして働いています。アクチュアリーは、主に保険・年金分野における数理業務を行う専門職であり、資格試験にも確率統計の科目があります。しかし、資格取得後は統計理論を勉強する機会がなかったため、もう一度勉強する機会を持つこと、そのモチベーションとして統計検定を受験することとしました。
 試験対策を本格的に始めたのは受験半年前ごろからでした。まずは教科書を一通り読んだ上で、不明点は別途他の参考書(現代数理統計学(竹村彰通)等)やインターネットで調べることで理解を深めました。その際には、単に手法や公式、試験で頻出の統計量等を記憶するのではなく、そこに至るまでの過程を納得できるまで確認して深堀りすることを意識しました。過去問の演習を本格的に始めたのは試験2ヶ月前くらいからです。演習を繰り返すことで解くスピードや、各手種法の使い方になれることとしましたが、なるべく「なぜこれを使うのか」を意識して解くことにしました。答え合わせをする際も、回答を鵜呑みにして暗記するのではなく、自分の理解を整理しつつ、回答に書かれていることの根拠を自分で調べてみることで、深い理解ができたと思います。
 近年はデータ分析のための便利なツールが多く出回っており、中身を理解せずとも気軽にそれらしい結果を得ることはできますが、その背景にある統計理論を理解することでその質は大きく変わってくると思います。そうした意味では統計学の学習は重要ですし、学習方法の一つとして統計検定の受験は役に立つと思います。

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