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合格者の声

1級「統計数理」

学習の中心は種々の確率分布の性質の導出から
南元 篤史さん(駒場学園高等学校 数学科教員)

 統計検定については、大学時代に友人が受験していたことで興味を持ちました。その後自分は教育学部で心理統計学を学び、特に卒論で項目反応理論について考察したので、学びの証として統計検定を受験したいと考えました。教員生活の中で勉強時間を確保するのが大変でしたが、大学時代の友人2人と毎週末オンラインで勉強会を行ってきました。3人揃って1級に合格できてとても嬉しく思います。
 さて具体的な準備ですが、統計数理は、種々の確率分布の性質を導出することが学習の中心でした。その中で大学1、2年レベルの微積分の復習をすることになりました。理論的事項の知識だけではなく、かなりの計算が要求されることが過去問から予想されたので、分布の期待値などは繰り返し計算して記憶にも留めました。統計応用は、専攻分野に近い人文科学を選択しました。とはいえ、判別分析やクラスター分析などについてはほぼ何も知らなかったので、小西貞則『多変量解析入門』などで学習しました。
 学習指導要領の改定で、今後は高校数学で統計について教えることが増えますが、統計検定を通じて自分の知識が整備され、良い準備ができたと思います。

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