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合格者の声

専門統計調査士

理論と実践の両面を俯瞰的に把握することができる資格
井手 健太さん(法政大学経済学部)

 私は大学3年生の頃、CBT試験にて「統計調査士」に合格しました。国勢調査の調査員業務にも従事したので、公的統計についてはかなり身近に感じることができるようになっていました。しかし、統計調査は公的な調査のみでなく、社会調査やマーケティングリサーチもあります。さらに、インターネット調査や郵送調査、訪問調査などの定量調査や、グループインタビューやデプスインタビューなど、さまざまな調査方法があります。このような調査全般おける統計的利活用手法についても興味を持ったので、「専門統計調査士」を受験することにしました。
 受験にあたっては、公式問題集を何度も解き、解説を隅々まで丁寧に熟読しました。解説を見てもわからないところは、別途参考書を参照しました。試験範囲の中で、主成分分析やクラスター分析については苦労した記憶があります。日本統計学会出版の統計検定1級対応「統計学」の該当部分を参照し、分析の出力結果を解釈できるようになるまで時間をかけて勉強しました。また、標本抽出や復元倍率については、日本統計協会の「標本調査法入門-基礎から学ぶ、標本調査の理論と実際」を参照しました。結果として、「優秀成績賞」を頂くことができ、大変光栄に思います。
 「専門統計調査士」試験の範囲は多岐にわたっており、調査の計画から実施、調査票の処理・審査までの流れと各段階での注意事項を体系的に学ぶことができます。様々な調査方法や個人情報の取り扱い、多変量解析の基礎についても網羅されており、理論と実践の両面を俯瞰的に把握することができる資格だと感じました。公的統計に携わる方のみならず、民間企業等で統計の知識を利用する方にもニーズがあると思います。

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