私の所属部署では、データを分析したり利活用する業務が多くその際統計の知識が非常に役立ちます。しかし統計と一口に言っても多種多様な分野、理論が存在するため独学で学習を行うには何かしらの指標がないとモチベーションを保てないように考えていました。そのような状況の中、この統計検定が一つの学習すべき指標として大変モチベーションの支えとなりました。
統計検定準一級の出題範囲は多岐にわたっており、一般的な統計の入門書だけではカバーされないような分野の知識も要求されるため、独学では身につかなかったであろう統計的な知識も獲得する良い機会となりました。その結果、業務でもより視野の広い考え方をもってデータ分析に携われるようになりました。
統計検定への対策としては、独学の他、私の所属部署で開催されている外部の講師をお招きしての勉強会も基礎的な知識を取得することに大変役立ちました。その際テキストとして用いていたのが統計学会公認の以下のテキストになります。(こちらのテキストでほぼ過不足なく出題範囲がカバーされているように感じました。)
・統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック(日本統計学会)
また、各分野のより詳細の内容として主に以下の書籍も参考にさせて頂きました。
・現代数理統計学(竹村)
・パターン認識と機械学習(ビショップ)
・計量時系列分析(沖本)
・分割表の統計解析(宮川、青木)
・実験計画と分散分析のはなし(大村)
今回の受験により統計学の土台を形成することが出来たと感じているので引き続き一級の取得も視野に学習を続けたいと考えております。