統計学は「科学の文法」と言われているように、自然科学、人文科学、社会科学等の学問分野で、実証分析、データに基づいた意思決定等のために用いられています。第4の科学と言われている「データ中心科学」の礎、中核となる理論、手法を提供しています。統計学の知識を利用することにより、仮説に対してデータをもとに検証するという統計的問題解決が行えます。日本においても、統計関連学会連合において、大学における「統計学分野の教育課程編成上の参照基準」が作成されました。統計検定2級は、この参照基準に示されている大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うために実施される検定です。
大学基礎課程(1・2年次学部共通)で習得すべきことについて検定を行います。
(1) 現状についての問題の発見、その解決のためのデータの収集
(2) 仮説の構築と検証を行える統計力
(3) 新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力
について試験します。
【具体的な内容】
統計検定2級では、統計検定3・4級の内容に加え、以下の内容を含みます。
出題範囲の詳細については「出題範囲表」を参照してください。
出題形式 | 4~5肢選択問題(マークシート) |
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問題数 | 35問程度 |
試験時間 | 90分 |
合格水準 | 100点満点で70 点以上、難易度を考慮して調整されることがあります |
出題範囲 | 統計検定2級出題範囲表 |
使用可の電卓
四則演算(+-×÷)や百分率(%)、平方根(√)の計算ができる一般電卓又は事務用電卓
使用不可の電卓
上記の電卓を超える計算機能を持つ関数電卓やプログラム電卓、電卓機能を持つ携帯端末
統計検定2級では、解答に必要な統計数値表は問題冊子に掲載されます。
2級 | 5,000円(税込) |
※過去3年間の試験で出題されたすべての問題は、
『統計検定 2級 公式問題集』
に出題の趣旨を含めた詳細な解説を付して収録されています。
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