私は事務員として経理とEXCELでの資料作成等を生業としております。数学は得意ではなかったので文系の学部に進みましたが、嫌いではなかったこともあり、結局、数字を扱う仕事に落ち着きました。
また、趣味と実益を兼ねて、大人の学びなおしドリルや一般向けの数学書で数学への再チャレンジを続けておりました。
学生の当時は、統計データ等を論理的に読み取り、考えるといったカリキュラムはありませんでしたし、文系に進んでしまうと、確率統計を学ぶ機会もありませんでした。
しかし、社会人になって実感したのは、事務や営業等の職種に就くことが多い文系の者にこそ、具体的な数値データを現場から自分で拾い上げ、的確に処理・分析する能力が必要だということでした。
仕事のために簿記や情報処理の勉強をしていたのですが、データの分析や統計学など、もう一歩数学的な分野に踏み込みたいと考えておりました。
「統計検定」の存在を知り、自分が学びたかった内容に近く、検定試験として結果を客観的に評価できることもあり、受験しました。
今回、賞をいただき、続けてきた数学が、「下手の横好き」から、「好きこそものの上手なれ」に少しだけ近づけたようで、とてもうれしかったです。
まだまだ先は長いですが、これからも「統計検定」を受験し、自分なりに行けるところまで続けていこうと思います。