同業他社の方から統計検定試験が平成23年から実施されたとの情報を得て,次の年に受験することを決めました。さらに,官公庁等の入札において,会社としての調査業務受託条件として,「専門統計調査士の有資格者がいること」が盛り込まれるケースが多く見受けられるようになり,統計調査士・専門統計調査士試験に同時に合格することが使命となりました。
受験にあたっての事前の対策は,受験1か月前から過去の試験問題の出題傾向を理解し,解説を熟読しました。併せて「統計調査員のしおり」,「統計実務の基礎知識」を中心に,暇をみては目を通していました。特に統計法・統計学に関しては,日常の業務では接することが少ないこともあり,最も時間を割きました。
受験当日の場面では,一定時間以上集中して問題に挑戦することは,遠い昔の話になってしまっていたので,集中して設問を読み,理解することに大変苦労し,時間配分に注意を払いました。また,専門統計調査士試験も同日に受けたこともあり,とても疲れました。
今後,私自身は別試験を受けることはないと思いますが,統計調査業界に関係する多くの方々とりわけ若い方々がこの資格を取得することにより,統計調査業界が社会的に一層認知され,調査を実施する場面において,調査対象者(社)の方々に今まで以上にご協力いただける調査環境が構築できればとの思いで一杯です。