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合格者の声

2級

IT系の仕事を通じて使った統計手法の再整理
岡本 祐二さん(会社員)

 IT業界でいわゆるSEの仕事をしていますが,20年あまりの間に統計に関連する仕事が3つほどありました。
 1つ目は,金融オプション取引のプレミアム計算です。この時は理論をきちんと理解しないままモデルに基づき計算ロジック組込みを担当しましたが,統計もきちんと勉強しないとならないという思いだけが残りました。2つ目は,製造業の需要予測や安全在庫の計算です。これは回帰分析と正規分布を応用するのみで,それほど深くはありませんでしたが,仕事を通じて統計の応用に触れる良い機会となりました。3つ目は,自社の調達データの分析です。これは,調達価格を決める主な因子を探して,階層化の工夫をして図示し経営陣に説明するというものでした。多変量解析の手法が使える筈ですが,きちんと使いこなせませんでしたし,説明で使用する力量も不足していました。
 統計の勉強は,高校の数Ⅲで正規分布と検定の基礎を学んだ記憶がありますが,大学では履修していません。社会人になってからは,仕事で統計に触れる機会を通じて,市販の入門書ばかりを読んでいました。本を買ったECサイトからのダイレクトメールで,統計検定のことを知り,また,総務省の統計力向上サイトのことを知りました。 統計力向上サイトにあるチェック問題では,初級100点,中級80点,上級90点でしたが,同じサイトに掲載の上級テキストには分からない内容が多々あり2~3か月かけて通勤電車の中で読むことにしました。これで,だいたい統計検定2級の範囲がカバーできました。勉強と並行して,2級の過去問をやってみると6割程度は取れましたので,先ほどの上級テキストもポイントを絞って読めたのも良かったと思います。
 2級試験のあと,次は統計検定1級にチャレンジしたいと考え,「統計学入門 (基礎統計学)」という本を読む一方で,過去問を解いてみると難易度が高くギャップが大きいと感じました。そうしていると,準1級が始まるとアナウンスされましたので,次は準1級からチャレンジするつもりです。

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