小生は東京大学大学院の薬学系研究科の修士課程を修了したのち,理化学研究所に勤めていた時期があり,その中で統計学を勉強させていただきました。そのときに統計学の重要性を痛感いたしまして,それ以降ほとんど独学で学んでまいりました。
いまはもともとの夢であった塾を自営しておりますが,大学院入試で統計検定が範囲に入っている試験の受験を手伝うなどしております。
統計学をしっかり会得されている方が研究の世界に入ることは,今後の研究界において非常に重要であると実感しております。いまは,研究の現場に居なくても,このような形で貢献させていただく機会を得,感極まる思いです。小生は薬学が専門ですが,統計学の知識が研究の現場に浸透していないという実感がございました。今から10年くらい前の話ではありますが。研究者が統計の専門家になる必要はなく,専門家とディスカッションできるようにならないといけないのではないでしょうか。
国際資格の試験は,小生の現在の実力を客観的に知り得る良い機会でありました。大変刺激になりました。試験範囲をみても自身の勉強不足から知らない用語が多く,参考書もなかなか見つからず,試験対策がうまくできませんでしたが,何とか受かって大変嬉しかったです。
1級や2級もですが,本当に理解していないと高得点がとれないようなしっかりした試験問題で,小生も統計学に限らずテスト問題を作成することがございまして,本当に良い問題であると勉強させていただきました。
さらに上級の試験も,是非とも受けてみたく存じます。試験問題を拝見したことがございまして,独学で数学科ではない小生には相当厳しい試験となりそうですが,一度怖いもの見たさで受験したいところです。
なお,勤め先を薬局とさせていただきましたが,それは当時お世話になっていた薬局の社長に懇意にしていただいた経緯から,そのご恩返しの意味で,書かせていただきましたこと,何卒ご了承下さい。