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合格者の声

データサイエンス発展

データサイエンスを正しく活用するための基礎
竹内 津紘さん(一橋大学)

 私は主に数理統計学に関心があり、これまでに統計検定2級、準1級、1級を受験・合格してきました。次のステップアップをどうするか検討していたところ、統計検定の中にデータサイエンスの区分があることを知りました。データサイエンスへの理解度を確かめるべく、まずは「データサイエンス発展」を受験してみることにしました。当時はサンプル問題が公開されていたものの、当該試験の参考書などが出版されていない状況でした。そのため、試験対策として出題範囲表の中でわからない内容をウェブで調べたりはしたものの、試験の全体像がよくわからないまま受験を迎えました。
 当日一番驚いたのは、純粋な計算問題やITに関する知識問題など、応用的な側面だけではなく基礎的な能力を問うものが多く出題された点です。昨今、データサイエンスはビジネスに直結する分野として注目を集めており、数学やITに詳しくない方でも読めるような本が多く出版されているように感じます。しかしデータサイエンスの下支えとなるのは数学やITであり、それらの基礎的な理解が無ければデータサイエンスへの深い理解は行き詰まってしまうでしょう。特に推測統計学はここ数年間で世間の関心が急激に高まっており、その代償として誤謬ともいえる言説が一般向けの書籍やウェブサイトなどで散見されるように感じます。データサイエンスというものは、誤った形で適用されてしまうとかえって悪にもなってしまう、そんな危険性をはらんだ分野であると思います。
 私は、データサイエンスを正しく活用するための第一歩として、この「データサイエンス発展」をはじめとする検定試験を受験することをぜひおすすめします。私自身も引き続き、上位資格である「データサイエンスエキスパート」の合格を目指したいと思います。

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