以前より統計学の知識の必要性については感じていましたが,何を目標に勉強すれば良いのかわからず調べていました。そのような時にインターネットで統計検定の存在を知りました。数学的な知識は10数年前に高校で習って以降は全くと言って良いほど使用することなく過ごしてきました。そのため基本的な知識はないに等しい状態でしたが,統計検定合格という目標ができたことで自分が何を学習しなくてはならないのかが明確になり,段階的に知識をつけていくことができました。
私は統計検定対応の参考書と公式問題集を主体に学習を行いましたが,1回目の試験では不合格となってしまいました。そこから問題演習を多くこなす必要があると感じて2回目までに多くの問題と接するために参考書を準備して取り組んでいきました。その結果,今回最優秀賞を頂くことができました。私のように数字に接する機会のない方は,多くの問題と接することで解法を導くまでの時間が短縮され試験対策としては有効ではないかと思います。
医療分野では様々な業種の方と協力して患者の治療を行わなくてはなりません。そのような時に客観的な指標を用いたデータ分析を行い他者に説明できることは重要なスキルとなります。今回得た知識を臨床の現場へ応用し日々の業務に生かしていきたいと思います。また,今後は1級の合格を目指して学習を続けていきます。