統計検定:Japan Statistical Society Certificate

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合格者の声

2級

情報に対するアンテナの感度が高まりました
貝沼 稔夫さん(学術図書出版社)

 仕事で統計学の教科書を担当することがあり,どうせなら内容を知っていた方が仕事も楽しくできるだろうという軽い調子で統計の勉強をはじめました.学習のモチベーションの維持に統計検定の活用を思い付き,ひとまず担当する教科書のレベルに合わせて2級の受験を決めました.
 受験に向けた学習で心掛けたのは,楽しみながらソフトランディングに進めることです.まず,イアン・エアーズ(山形浩生訳)『その数学が戦略を決める』(文春文庫,2010),青木繁伸『統計数字を読み解くセンス』(化学同人,2009)といった啓蒙書を読み,統計学に対する好奇心を高めることからはじめました.その後,実例が豊富で多岐に渡っている点に好感をもった藪友良『入門 実践する統計学』(東洋経済新報社,2012)をメインの教科書にして学習し,仕上げとして,過去問題集を解いてわからなかった箇所を公認テキストで補いました.内容を掘り下げて理解したいときには,中田寿夫・内藤貫太『確率・統計』(学術図書出版社,2017)も参考にしました(手前味噌(?)で恐縮ですが).
 今回統計の勉強をしてもっともよかったのは,情報に対するアンテナの感度が高まったことだと思っています.昨今,ビッグデータやディープラーニングという言葉は日々耳にしますが,それ以外にも統計に関わる情報や事象は身のまわりのいたるところにあると気付かされました.また,データを用いた情報に接する際には,結論を鵜呑みにするのではなく(自己)批判的に「読む」姿勢が大切であり,逆に情報を発信する側になったときには誤解を与えないデータの「見せ方」に注意を払うことが必要であることも今回の学習を通じて学んだことです.
 近年,文科省による大学のデータサイエンスに係る教育強化の取り組みや,複数の大学におけるデータサイエンス学部の開設に代表されるように,高等教育においても統計教育が大きく変わろうとしています.いわゆる「超スマート社会」を迎えるにあたり新たなフェイズに入った統計教育に,教科書会社の一員として今回の経験を活かし貢献できればと考えています.

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