VOICE国勢調査の現場で見つけた課題。統計調査士で解き明かした、実務と理論のつながり

私は県の統計部門において、経済統計の推計や分析、各種相談対応を主に担当しています。統計検定については、業務関連の雑誌等で知った次第です。

所掌業務では、自身の民間シンクタンク出向経験から得られたユーザー目線を活用する一方、公的セクターの本業かつ一番の強みでもあるメーカー側の知見について力不足を感じる場面が多々ありました。また前年度、令和7年国勢調査に関わる機会を得て、調査員調査の仕組みや実査を含む一連の流れといった調査実務にあらためて興味を持ちました。そのような中で知識を底上げしたいと考え、内容が最もあてはまる統計調査士を受験しました。

業務で普段から公的統計に触れていますので、受験対策には一般的なテキスト「経済統計の実際」と公式問題集を利用しました。結論からいえば、単純に新たな情報を得るだけでなく、従来の知識もアップグレードできる良いリスキリングの機会になりました。上記の通り統計に関する一定の知識はありましたが、体系的な学習に裏打ちされたものではなかったため、統計調査士の対策を通じて気付けていなかった川上の取り組みや上手く言語化できていなかった概念等が、洗い出される結果になりました。また、メーカー側としての解像度が高まったことで、統計分野でも増加する産学官連携の場等において、所属組織の立ち位置や役割意識がより明確化できると感じています。

近年、公的統計でも民間データの利点を取り入れる動きや、民間調査会社への業務委託が拡大傾向であることを踏まえて、専門統計調査士の受験を計画しています。

PBT方式試験

統計検定1級

「統計数理」「統計応用」

次回検定 2026年1115日(日)

CBT方式試験

統計検定準1級〜4級
調査士系・データサイエンス(DS)系