NEWS第1回統計検定文部科学大臣賞表彰式

文部科学大臣賞の認定について
このたび、「統計検定」において、特に優秀な成績を収められた方に文部科学大臣賞を授与することが認められました。2024年度の合格者からが対象で、検定種別は、統計検定1級、準1級、2級、専門統計調査士の4つです。授賞対象者は、毎年度、一般財団法人統計質保証推進協会(以下、本協会)に設置された文部科学大臣賞審査委員会が厳正に審査を行い、決定します(選出基準などはこちらを参照ください)。
栄えある第1回(2024年度)の統計検定文部科学大臣賞の受賞者は次の方々です。
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検定種別
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氏名
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統計検定1級 |
塩田 倫平さん |
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統計検定準1級 |
狩野 湧誠さん
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統計検定2級 |
竹田 謙太郎さん
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統計検定 専門統計調査士 |
益子 崇之さん
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※氏名およびお写真の公開はご本人の許諾を得ています。
第1回統計検定文部科学大臣賞表彰式の様子
上記受賞者の方々への文部科学大臣賞の授与式が「第1回統計検定文部科学大臣賞表彰式」として、2025年6月28日(土)、マンダリンオリエンタル東京のリンデンルームで執り行われました。
14:00の開式の後、主催者を代表して本協会の樋口知之統計検定センター長より挨拶があり、続けて、来賓を代表して、文部科学省の片見悟史氏(総合政策局生涯学習推進課リカレント教育・民間教育振興室室長)より祝辞をいただきました。
そして、表彰式です。お一人ずつ片見室長より文部科学大臣賞の表彰状が授与されました。
表彰状の授与の後、受賞者のみなさんから一言ずついただきました。具体的なきっかけは4人それぞれですが、さまざまな事象の解決に利用されている技術の本質を深く理解したいという思いはみなさん共通で、どの方も統計学に真摯に触れたことで、その有用性を再認識し、問題解決への視野が広がったと述べられました。また、受験のために努力したことや本受賞で得たことは、必ず今後に役立つものであり、それぞれの立場であらたな挑戦や社会への貢献をしたいというように結ばれました。
この後、本授賞式の第1回を記念して、竹村彰通本協会代表理事(滋賀大学学長)による講演に移りました。「統計質保証としての統計検定」と題して、会場の関係者(照井伸彦日本統計学会前会長、狩野裕日本統計学会現会長、深澤弘美CBT委員会4級分科会委員長、森裕一広報委員会委員長、川崎玉恵PBT委員会研究分科会委員、美添泰人本協会会長)に発言を求めながら、統計検定を始めることになった経緯、その成功要因と成長の限界、14年近くが経つ現在の統計検定を取り巻く環境、本協会の役割等を明らかにし、統計検定とそれを通した統計の質保証を議論する講演となりました。
以上の後、記念写真を撮影して、第1回統計検定文部科学大臣賞授賞式を終えました。
受賞者のことばにもありますように、統計検定の受験・合格を通じて、データの解釈と統計的な視点が大きく広がり、直接・間接に業務や研究に役立てることができる知識や技術を身につけることができるのが統計検定です。文部科学大臣賞の対象となっている検定種別のみならず、これから受験される方も優秀な成績をめざして、各検定種別に挑戦をしていってほしいと思います。
