私はデータサイエンティストとして消費財の需要予測を担当しています。
普段の業務では分析ツールを使えば答えは出せますが理論をきちんと理解することで深みのある分析が可能になると考え、受験を決意しました。何かよくわからないけどそれらしい結果が出たという状態よりも、メカニズムまで説明できる方が達成感があると思っています。また、私の所属する部署では自己研鑽の一環として統計検定の受験が推奨されています。
準1級は実務に直結した内容をカバーしている点が魅力的です。例えば、回帰分析や時系列解析は予測モデルの構築に役立ち、多変量解析はデータの解釈に有効です。出題範囲のあまりの広さからモチベーションを失い、現実逃避していた時期もありました。しかし、その中で優秀成績賞を受賞できたことを大変嬉しく思っています。
2級は既に取得していたため統計学の基礎は固まっていると思っていました。しかし、本試験を通じて理解が不十分だった箇所が明らかになりました。また、自分が統計学について何も知らないことを思い知りました。今後は統計検定1級を取得し、専門性をさらに高めていきたいと思います。
勉強に使った書籍
[1]統計学実践ワークブック
[2]公式問題集
[3]入門・演習数理統計
[4]道具としてのベイス統計