最近、データサイエンスという単語をよく耳にするようになりましたが、統計なのか情報処理なのか人工知能なのか、その意味については正直まだよく理解できていません。ニュースや大学でデータサイエンスは大事だと聞いたので、「データサイエンス基礎」を受験してみたというのが正直な感想です。
一言でデータサイエンスといっても範囲は多岐にわたっています。さらに、「データサイエンス基礎」の試験が開始されて間もないため、公式問題集も出版されておらず、試験勉強の計画を立てるのに苦労しました。試験範囲を見るとExcelの関数が中心だったので、「統計検定2級」程度の統計の知識をExcelで再現できるようにすることを目標に勉強しました。有斐閣出版の「改訂版統計学」には、統計関連の関数の説明が丁寧に記載されていたので、参考にしました。Excelを用いたデータ処理技法については、統計検定ホームページの「その他の統計関連の試験」として紹介されている「ビジネス統計スペシャリスト」試験の対策が最も効果的だと思います。オデッセイコミュニケーションズ出版の「Excelで学ぶビジネスデータ分析の基礎」と「Excelで学ぶ 実践ビジネスデータ分析」を隅々まで勉強しました。この参考書は練習問題や模擬データも充実しており、多くの演習を積むことができるので、とてもおすすめです。
結果として、「優秀成績賞」を頂き、大変光栄です。Excelの操作のみならず、問題を発見して、分析しやすいようにデータを前処理し、実際に分析して課題解決を達成するという一連の流れを実感することができるこの資格は、データサイエンスを勉強する第1歩として最適だと思います。
今後は、「データサイエンス発展」の資格を取得したいと考えています。統計検定への要望としては、「データサイエンス発展」の練習問題をもう少し充実させてほしいです。公式問題集の出版も期待しています。