統計検定:Japan Statistical Society Certificate

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合格者の声

1級「統計数理」

1級試験の対策法について
森元 俊成さん(非公開)

 私の専門は情報工学で統計学と言えば学部・院時代に機械学習の科目があったが余り理解せずに卒業してしまった。統計検定は書店で偶然知ったが,学生時代に統計をしっかり勉強できなかったという後悔があったので勉強がてらに受験を決意した。勉強を始めたのは試験の9ヶ月程前で,当初は学生時代に僅かに勉強した事すら忘れていたが,幸い一発合格でき,統計数理ではS評価まで頂いた。試験後の感想は,統計数理は2完±αで余り自信がなく,統計応用は2完半で自信があったが,蓋を開けてみれば統計数理の方はS評価で合格していた。
 この文章をご覧になる方の多くは今後統計検定を受けようという方だと思うので主に対策法について書きたいと思う。(というのは自分自身が勉強していた時は一体どのような準備をすれば1級に合格出来るか分からずに困っていたためである)

(初期)まず[1][2]の例題・演習問題を全て解く所から始めた。基本的な問題ばかりだが,これら2冊をしっかり終えることで大抵の数式操作が自力で出来るようになった。

(中期)[3]は比較的本格的な入門書だと思う。条件付き分布,確率収束・法則収束,順序統計量,完備十分統計量,UMVUE,最強力検定,尤度比検定等の概念はこの本で初めて学んだ。[4]も同じ著者だが,[3]で分からない時に[4]を参照するとヒントが見つかる事もある。[4]はかなり詳しい部類なので長く辞書として活用できると思う。[3]の次は[5]に進んだが,線形モデル(回帰モデル・分散分析)の章だけを読んだ。[6]は半分くらいしか読めてないが洋書の定番の入門書らしい。18章は[3]と内容はかぶっており,9章以降は線形モデル,ノンパラメトリック検定,ベイズ推定等。
 EMアルゴリズム等も載っているので機械学習を勉強している人にも役立つかもしれない。余談だがネットで検索すれば詳しい解答資料が見つかる。 

(後期)日本語ではないが演習書[8],[9]は実力養成に一番役立った。台湾の各大学院の統計学の院試問題と解答例が収録されている。(この2冊で大体の問題は解けるようになると思う) 条件付き分布,順序統計量,漸近分布,MLECRUBUMVUE,最強力検定,尤度比検定,ベイズ推定,回帰分析・分散分析,有名定理の証明等がよく出題されている。問題文の多くは英語なので中国語が読めなくても十分活用出来ると思う。
(※「博客來」等から日本でも取り寄せ可能だと思う。なお[6]も繁体中国語版は「博客來」で入手可)

(その他)[7]はメインとして使っていないが,易しく丁寧に書かれている印象で偶に参照しているので挙げさせていただいた。

 

<参考図書一覧>
[1] 演習キャンパスゼミ統計学(マセマ)
[2] 明解演習・数理統計(小寺平治)
[3] 入門演習・数理統計(野田一雄,宮岡悦良)
[4] 数理統計学の基礎(野田一雄,宮岡悦良)
[5] 数理統計学・基礎からのデータ解析(鈴木武)
[6] Introduction to Mathematical Statistics (Robert V.Hogg)
[7] 現代数理統計学(竹村彰通)
[8] 名校專攻 統計學歷屆試題104-102(郭明慶)
[9] 統計學102-97年歷屆試題詳解(郭明慶)

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