大学・大学院時代の研究で統計を用い、現在所属している企業でも統計の知識が必要な場面が多く、せっかくなので統計に関連する資格を取得しようと調べたことが統計検定との出会いでした。
受験にあたって、日本統計学会の公式認定教科書である、「統計学基礎(統計検定2級対応)」を購入し、記載の公式の導出、練習問題を反復して解く、といったことを実践しました。試験2週間前ほどには公式の過去問集も購入し、3年分6回を解き、出題傾向を掴みました。
学習の際には、「なぜその公式を用いるか」といった点に気をつけていました。例えば、単純に「母分散が未知の場合に母平均を区間推定するときはt分布を用いる」などと丸暗記せず、「t分布は標準正規分布に従う確率変数を分子に、カイ2乗分布に従う確率変数をその自由度で割った数の平方根を分母に持つ確率変数が従う分布である」といったことを基にt分布を用いる必然性を理解するように学習しました。原理を学ぶように心がけていたため、試験会場でも公式を思い出せないようなことはなく無事に最優秀成績賞を拝受することができました。
今後は、準一級、一級でも同様に最優秀成績賞を取れるようにチャレンジする所存です。