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合格者の声

2級

この検定を知ったことが統計学を学ぶきっかけになりました
鶴見 裕之さん(早稲田大学基幹理工学部数学科3年)

今年の3月頃に,書店の統計学のコーナーにあった広告を見て統計検定の存在を知りました。恥ずかしながら,私はこの時まで統計学の手法や知識をほとんど持ち合わせていませんでした。しかし,統計学は数学の中でも最も活用されている分野の一つであり(実際,統計学関連の書籍が多くの書店で一般の人にもわかるような目立つ所に置かれていることがその証拠だと思います),後学のためにも統計の教養を身につけるべきだろうと考えました。それと同時に,数学が実際に応用される例をよく知っておきたいという好奇心や,数学科の学生として数学系の資格をとってみたいという単なる欲も,統計検定の受験の大きなモチベーションになったと思います。
受験の準備の手始めとして,まず「統計学とは何か」という,初歩の初歩から学び始めました。使う書籍も,一般向けの啓蒙書や,「マンガでわかる」入門書といったものを最初に読みました(この時に初めて「ヒストグラム」「標準偏差」「正規分布」「推定・検定」などの統計用語の正確な意味と使い方を知りました)。これらの書籍で基礎を身につけた後に,統計検定2級公式テキスト『統計学基礎』に移りました。このテキストは実際の検定問題と内容が並行していて,合格を目指す助けとなったと同時に,統計学において深く学んでおくべきところを示してくれるよい基準になってくれました。
この検定を知ることなくして統計学に触れることはありませんでした。検定問題も,視聴率,アンケートの集計,間欠泉の噴出間隔の推測,サイコロの精度判定など,身近でバラエティ豊かなものばかりです。この面白く,かつためになる統計検定がさらに普及することを願ってやみません。

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