私は2年前に検定の存在をたまたま知りました。統計学について基礎的な知識も殆ど持ち合わせていませんでしたが,なんとなくサンプル問題をやってみたところ,少し勉強すれば2級までは何とかなりそうだと感じ,その年の第2回試験で2級に自己採点で7割ほどの正解率で合格しました。 この時の経験をきっかけに統計学に強く興味を持ち,より深く理解したいと自己学習に励むようになりました。しかし,統計学の世界は入り口においては簡単ですぐに理解出来そうに見えますが,少し奥に進めばとても難解で奥深い世界である事を思い知らされます。昨年は試しに1級を受けてみましたが,全く歯がたちませんでした。内容が遥かに高度である事に加え,2級以下は選択式であるため完全に理解出来ていない内容でも何となく答えがわかるのに対し,記述式である1級は不完全な理解では通用しない為です。この難しさが,逆に私にとっては統計学をしっかり身につけたいと言う気持ちをより強める要素となりました。 そこで今回の試験では試験範囲を完全に習得することを目的とし,全問正解を目標として2級を再度受験することとしました。結果的に最優秀表彰をいただけましたが,まだ自分で様々なデータを使って分析をしたりなど実用になる水準に達しているとは言い難いです。今後は1級合格を目標にしつつ,さらに統計の理論と解析ソフトの使いこなしに対する学習を深め,自分の仕事に役立てキャリアアップの糧にもしていきたいと思います。