化粧品の需要予測,というデータを扱う業務を担当していることもあり,会社の教育の一環で統計検定を知り,受験させていただきました。データは,主張や提案の強力な根拠になる一方,見せ方によって事象の解釈の仕方を誘導できる面もあり,そういう意味で,曖昧なものでもあると思います。データから確からしい背景,意味を読み取るためには,データを正しく解釈することが第一歩となります。そのために,統計学の知識は必要なものだと思います。
3級でデータの読み方を学び,2級ではデータを客観的に語ることを学びました。実際,他者の提案に対し,客観的な視点で意見を伝えることができるようになったと感じていますし,自分の提案についても,客観的事実に基づいて話ができるようになりました。多くのビジネスにおいては,2級までの知識で充分だと感じていますが,データ分析のプロフェッショナルになるためには,さらに上の級を目指すことも考えています。
データ分析をほとんど行わない業務に関わる方も,3級の知識があると,新聞の読み方でさえ変わるので,一度統計学を勉強されることをお勧めします。