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合格者の声

統計調査士

物事を正しく判断して合理的に意思決定し、課題を解決するために役立つ統計的思考力
馬場 和徳さん(財務省、2018年6月現在、総務省に出向中)

 就職して統計指標をウォッチする機会が増えたことから、公的統計の知識について力試しをしたいと考え、統計調査士試験にチャレンジしました。既に合格していた統計検定2級は標準的な統計学の知識が試されるものでしたが、統計調査士試験においては、公的統計に関する知識や統計データの見方・使い方などが幅広く問われますので、日頃から様々な統計指標に触れつつ、有用な知識を整理して試験に臨みました。結果的に合格だけでなく優秀成績賞も頂き、大変励みとなりました。
 その後、仕事で政府統計部門における人材育成策の企画を担当することになり、それを契機として専門統計調査士試験にもトライして合格しました。今後は準1級や1級の受験を視野に、引き続き自己研鑽に励みたいと思います。
 近年、初等・中等教育において統計教育が強化され、また一部の大学でデータサイエンス学部が開設されました。さらに、統計に関するビジネス書がベストセラーになるなど、統計やデータサイエンスに対するニーズ・関心が社会的に高まっています。それは、統計的思考力があらゆる分野で、物事を正しく判断して合理的に意思決定し、課題を解決するのに役立つと認識されるようになったことの証左でしょう。
 行政官も例外ではありません。限られたリソースを有効に活用して行政課題を解決するために、客観的な証拠に基づく政策立案(EBPM)の実践がこれまで以上に求められているからです。統計データを正しく解釈して利活用する能力は、行政官が身に付けるべき必須スキルの一つになりつつあると感じています。
 ハル・ヴァリアン博士をもってして、「次の10年で最も魅力的な職業は統計家だろう」とまで言わせる統計学は、これからの「ビッグデータ時代」を生き抜くための最強の学問。背後にある理論的素養や実務知識を体系的に習得する上で、統計検定が良き道先案内人となるものと確信しています。学生、ビジネスマン・公務員、教育指導者など、多くの方に統計検定を知っていただき、今や社会人基礎力となりつつある統計リテラシーを証明するスタンダードな検定として、統計検定が社会的に定着していくことを願ってやみません。

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