私の指導教員である駒木文保教授の紹介で統計検定を知りました。私は統計学を専攻しているので,自分の知識を整理する良い機会だと思い受験を決めました。
試験対策としては東京図書から出版されている統計検定1級対応のテキストが研究室にありましたので,それを読むことにしました。このテキストは各項目がコンパクトにまとまっており,練習問題を通して手を動かしながら理解することができたので大変勉強になりました。また自分の専門とはやや離れた人文科学分野や医薬生物学分野の統計応用についても収録されていたため,新しい分野についても触れることができ,自分の視野を広げることができました。
昨今では多くの企業がデータ解析に力を入れております。これからますます統計の知識が求められる時代になると思いますので,統計検定がそうした時代の指針となることを期待しております。また中学生や高校生といった若い世代にも,統計検定を通して統計の面白さが広まっていくことを期待しております。