大学では幾何や解析の勉強をしていたのですがその抽象さに少し辟易して何かもっと応用が見えやすい数学をしてみようと思ったのが統計の勉強を始めたきっかけでした。その時は夏だったので一つの目標として統計検定1級を秋に受けてみることにしました。そこでまず初めに簡単な統計学の本を読んでみました。そしてその次にもう少し骨のある統計学の本や応用分野である社会科学も見据えて時系列解析と計量経済の本を何冊か読んでみました。学んでいくうちに統計学自身の面白さとその応用範囲の広さに惹かれていきました。
その後,試験前になって統計検定1級対応テキストを使いつつ過去問に取り組み始めました。問題を解いていく過程で分かっていそうで分かっていなかったところが多々あることが判明し,そのたびテキストと照らし合わせて理解を深めていきました。
試験直後は時間が足りなかったことや誤って覚えていたことがあって失敗したなと思っていたのですが受かっていて嬉しかったです。
最近では機械学習やベイズ統計の本を読んでいます。統計検定で勉強したことはそれらを学ぶ基盤としてとても役に立っています。本当に受けて良かったなと感じます。またまだ実際のデータに触れて解析した経験がないのでそのような機会をこれから作っていきたいです。そして統計学の中にはまだ私の知らないことが多々あるので学習をさらに続けていきたいと思います。