現在はWEB広告系の会社でデータ分析をやっておりますが、以前はリサーチ会社(まだDtoDの時代)にいたこともあり、一貫してデータ分析ベースの戦略プランニングに従事してきたので、これまでのキャリアの集大成として専門統計調査士の資格を取得しようと思い、統計調査士と専門統計調査士のダブル受験にトライしました。無事、両方に合格でき、専門統計調査士の方では優秀成績賞をいただくことができて嬉しく思います。
試験の準備はテキストが無いので苦労しましたが、過去問を集中的に問いてわからないところをネットの情報などで補強していきました。内容は大きく分けて、リサーチの幅広い知識、公的統計の知識、統計解析スキルの3分野かと思います。リサーチの現場から久しく遠ざかっているので現場の常識みたいなところが一番苦労しましたね。以前と考え方が変わっていることも多いですし。統計解析は、多変量の基本とアウトプットの解釈がわかっていればよいかなと思います。
昨今、「ビッグデータ」や「データサイエンティスト」という言葉がもてはやされていますが、その実態はいろんなレベルで捉えられており、問われるスキルや領域も様々です。しかし、それがデータを量的に扱うものであれば必ず統計解析のスキルや理解は基本として必要ですし、このような資格が一つのものさしになるべきではないかと思っています。