会社では取得を推奨されている資格がいくつかあります。その中に統計検定2級が含まれるようになったことがきっかけとなり,統計検定のことを知りました。普段は情報システム開発に携わっているため,統計学とはあまり関係のない業務をやっておりますが,会社が推奨していることもあり,受験してみようと思いました。2級に合格したときには統計学のことをもっと深く学びたいという気持ちが強くなり,会社では特に推奨されていませんでしたが準1級や1級に挑戦してみようという気持ちが芽生えました。
1級の出題範囲は広く,どのように勉強をしようか迷いましたが,「合格者の声」で紹介されていた洋書「Introduction to Mathematical Statistics(R.Hogg他)」をベースに勉強を進めました。日本語の本は東京大学出版会から出ている「統計学入門」と「自然科学の統計学」を読みましたが,個人的には「Introduction to Mathematical Statistics」がとても良かったです。具体例が多く説明されており,理解しやすいです。英語に抵抗がなければ是非お勧めしたい1冊です。
勉強の甲斐あって1級も一回で合格でき,大変嬉しく思いました。しかし,嬉しさと同時に,統計学があまりに奥深く,1級合格は本格的な統計学への入口なのだという感想を持ちました。
1級に合格したとはいえ,まだまだ統計学について知らないことはたくさんあります。これからも少しずつ勉強を重ねていき,もっと統計学を身に着けていきたいと考えています。