<統計検定との出逢い~受験の動機>
その出逢いは唐突に訪れた。
「ぅん、これだ!!」、そしてこれが統計検定に初めて出逢ったときの、私の感想だ。
私が統計検定のことを知ったのは、義姉の家に遊びに行った際、何気なく書棚に目を向けると、統計検定の公式テキスト、過去問題集(以降、公式テキスト等)が目に入った。
ちょうどその頃、多くのデータを扱う機会が多い業務を担務し半年、自己の統計のスキルを測る「ものさし」がないか、探している折でもあった。
自宅に帰ると、早速、「統計検定」をインターネットで検索してみた。
検索の結果、以下の3点の特徴に気づき、「統計スキルをチェックするためには、この資格しかない」、そう感じ、平成28年6月の「統計検定3級」の受験申込み手続きをしていた。
(1)日本統計学会公式認定・総務省後援の資格であり、もっとも権威ある資格こと。
(2)知識サイドと実務サイドの両面からの出題であり、問題のバランスが非常に良いこと。
(3)実際のデータを基にした問題もあり、実態に即しており現実的離れしていないこと。
<受験勉強>
私は、まず、インターネットでダウンロードした昨年6月と11月の過去問にトライした。
結果は、どちらも6~7割程度の得点だった。
その後は、インターネットでダウンロードできる解答を見ながら、自分なりに理解を深め、この過去問に何度もトライし、試験当日を迎えた。
なお、インターネットでダウンロードできる解答には、解説等はなく正答のみの記載であるが、正答を見れば、概ね正答となるプロセスが理解できたため、公式テキスト等を使用せずに勉強したが、もし、正答となるプロセスが理解できなかった方は、是非、公式テキスト等の活用をお勧めしたい。
<受験の感想>
緊張しながら挑んだ試験当日。
スタートは慎重になりすぎペースが遅くなってしまったが、時間一杯には何とか全問回答することができた。一定の手応えも感じていた。
数日後、ホームページ上に掲載された解答で自己採点すると、1問を除き正答。
出来すぎだ(驚きっ)!!
なお、反省になるが、受験勉強において試験時間(60分)を意識して過去問を解くことをしなかったが、時間感覚を磨く意味でも、是非、時間を計って過去問を解かれることをお勧めしたい。
<今後の受験意向>
今回は「自己の統計スキルを測る」目的で3級を受験させて頂いた訳だが、次は「自己の統計スキルアップ」を目的に、2級にチャレンジしたい。
また、現在、会社ではチームで仕事をしているが、是非、同じチームのメンバーにも、統計検定にトライするよう、働きかけていきたい。
<これだけは言いたい!>
最後になるが、「ビックデータの有効利用」や「人口知能(AI)のディープラーニング」などにも活用される統計スキルの重要性は、今後ますます増していくものと思われる。
このような情勢の中で、国家資格がないというのは、非常に残念であり、また、国際競争力の観点からも良くない状況だと感じる。
是非、この「統計検定」が「日本統計学会公式認定・総務省後援の資格」から、「国家資格」に昇格されることを、一国民として願ってやまない。