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合格者の声

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統計学の底力を体感できたような気がします (Graduate Diploma 合格)
山形 成彦さん(総務省)

 Graduate Diplomaのシラバスを初めて覗いたときには、知らない単語の連発に仰天し、全く歯が立たないと感じました。「挑戦権」獲得のためには、他の一連の検定によるステップアップが欠かせないものでした。そしてGraduate Diplomaは2か年計画で臨みました。振り返ってみれば道のりは長く険しいものでしたが、自己研鑽の機会を与えていただいた統計検定にとても感謝しています。
 受験してまず実感したのは、圧倒的な範囲の広さと専門性の深さです。経済学、社会学、工学、医薬生物学など、日本の大学なら各専門課程において学ぶ統計手法を、世界では分野横断的に修めることが求められている証左ともいえます。私たち周辺の社会問題に目を転じてみても、単独の学問領域だけで解決できる場面はあまりないように感じます。だからこそ多彩な分野の素地をもつ人材が要請されており、異分野に横串を通す基本スキルの一つが、統計学なのだと思います。
 試験のもう一つの特徴として印象に残ったのは、理論と実践のバランスです。パソコンを使ったデータ分析はもはや身近なものとなりましたが、理論面の吟味を軽視すると机上の空論に翻弄されてしまいます。GraduateDiplomaでは、分析を裏付ける理論や実社会での制約も含め、多面的な論考が課されます。受験者の真の課題解決力を測る良問を編成するために、世界の英知が結集されていることがうかがえます。
 米国の有力経済紙 FORTUNEは、有利なキャリアにつながる学位ランキングで、統計学がトップになったと報じました。統計学は、汎用性と専門性を兼ね備え、理論と実践が直結したユニークな学問といえると思います。時代が求めるそうした統計学の底力を、受験を通じて体感できたような気がします。今後、各業界を牽引するプロフェッショナルの証として、統計検定ブランドが浸透していくことを期待しています。

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