そのころ予備校で数学を教えていたのと、高校の元教え子で薬剤師をしている2人からの要望もあって、統計の勉強会を始めました。ちょうど「統計検定」が始まった頃です(年に一度しか受験機会がなく、「準1級」もありませんでした)。最初の年に3級、次の年に2級を、教え子たちと一緒に合格することができました。
その後、私は故郷の丸亀市に住まいを移し、駅前で「丸亀数理塾」という数学の塾を始めました。勉強会は休会となり停滞の期間が続きましたが、2021年の夏に、「数理塾」の近所にお住まいのHさんという方と勉強会を始めることができました。
9月からは『実践ワークブック』をテキストにして勉強を続け、その年の12月31日に最後まで終わらせることができました。年が明けると、Hさんは、中学1年生のお子さんと親子で「準1級」同時合格しました。最年少記録を大幅に更新されました。同時に自分の勉強も確実に進み、予備校での経験を生かして自分特訓をしました。2022年6月に受験し、1回目は58点で不合格、2週間後に70点で合格しました。
大学入試では、共通テストの「データの分析」が必答問題です。2022年からは、「外れ値」「仮説検定」「最小2乗法」「大数の法則」も高校の教科書で扱われるようになりました。2025年の入試からは、2次試験でも数学B「確率分布と統計的な推測」を試験範囲に含めるという大学が出てきています。
「統計検定」合格は、高校受験にも大学受験にも有利です。
合格証の他に、思いもかけず年長者表彰をしていただきました。勉強会も続いています。一緒に勉強しませんか?「統計検定」を受験しようとしている意欲のある人達の手助けができれば良いな、と思っています。
※準1級の年長者の記録をおもちの方です。2022年6月試験での合格です。-広報担当 記