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合格者の声

1級「統計数理」

具体例を用いた勉強で数学への苦手意識を克服
濱崎 大範さん(The University of Melbourne Master of Data Science)

 私が統計検定1級を受験した理由は、修士課程でデータサイエンスを専攻するにあたって、数理統計学の基礎的な力を養いたいと考えたからです。 経済学部出身ということもあり、統計学を使用する機会はありましたが、表面的な理解しかできていないことに問題意識があり、勉強のモチベーションを保つために受験を決めました。
 勉強については、「現代数理統計学の基礎」の8章までの本文・演習問題・追加問題を繰り返し解きました。 解答もあるので自習しやすかったですが、初めて読む時には行間を埋めながら勉強していたので、時間がかかりました。 最初はすぐに先に進めず不安でしたが、結果的には効率的な勉強方法だったと思います。 また、似ている用語や記号を混同しやすいので、何度も定義を確認して身につけるようにしました。 過去問については1ヶ月前から取り組みました。 「現代数理統計学の基礎」の演習問題の方が難しく感じたので、過去問についてはあまり苦労しませんでした。 特に近年は基本的な内容を問う問題が多く、奇問・難問が出題されるわけではないので、計算力をつけて焦らずに解ける問題を解くことが必要だと思います。
 統計検定の受験を通して、統計学の体系的な知識を身に付けられただけではなく、統計学で使用される微積分・線形代数などの数学についても苦手意識がなくなりました。 統計学という具体例があるおかげで、数学についても重要性を体感できたからだと思います。 一方で、統計数理の勉強のみでは、学んだ統計学の理論を正しく現実のデータに適用するのは難しいと感じました。 こちらについては、統計応用の勉強や実際のデータ分析を通じて能力を養いたいと思います。
 今後はデータサイエンティストとして働いて活躍できるように、今回統計数理で学んだ知識を活かして大学院で更に学びを深めていきます。

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