統計検定の存在を知ったのは大学の統計学の授業です。卒業後、職場でデータを活用したビジネスの検討やヘルスケア関連のデータ分析、アンケート分析をする中で、統計学に必ずしも詳しくない方にもわかりやすく説明するために、統計学の理論的な背景を深く理解している必要があると感じ、統計検定の受験を決めました。
統計検定の魅力は2点あり、1点目は試験が比較的頻繁に開催され、かつ、受験料も高すぎるわけではないので、気軽に自分の実力を測れる点、2点目は試験範囲が幅広いので、試験勉強をする中で自然と体系立てて統計学を勉強できる点です。
勉強の方法は人それぞれだと思いますが、私は数式を眺めるだけでなく、紙に書いて数式の意味を説明できるかをチェックする、教科書を見ずに数式を再現できるかをチェックする、ということを愚直にやっていきました。
地道な勉強ばかりだと飽きてきてしまうので、ある仮定の条件と目的で収集したデータがあるとした場合、どのような分析方法を採用し分析上どのような点に気を付けながらどのような結果を期待するのか、といったことを問いかける思考実験をしながら、メリハリをつけて継続して勉強する工夫をしていました。
合格したとはいえ、まだまだ理解が不十分な領域が沢山ありますし、最新の理論が次々と出てくると思うのでこれからも学んでいきたいと思います。また、学んだことをビジネスにどう生かせるかという観点でも貪欲に追及していきたいと思っています。