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合格者の声

準1級

統計学を「使う」から、「使いこなす」への第一歩
熊田 翔さん(会社員)

 私は製造業において、データサイエンスを用いて生産性を向上させる仕事をしています。実務を行う上で、統計学は必須の武器であり、知識の定着化を図るために受験しました。準1級は、頻度論、ベイズ論による統計学、機械学習まで含まれており、幅広い知識が求められる実務にマッチすると思いました。
 最近は、便利な統計解析ツールが多くあり、統計学を「使う」こと自体のハードルは下がっていると感じます。しかし、ながら「使いこなす」ためには、理論の理解が必要であり、know how に加えてknow whyが重要になってくると感じています。そのために、統計検定で求められるような手計算を経験することは有益だと思います。
 勉強には、下記の書籍を使いました。[1]、[2]の本文を写経して式を追う⇒不明点はインターネットで調べる⇒演習問題を一通り解いた後、[3]に取り組みました。思考内容を紙に書き出して、知識の整理と確認を行いました。また、重要な数学公式(部分積分、ガウス積分、ガンマ関数の公式etc.)をノートにまとめておき、試験前に確認しました。
 結果として、最優秀成績賞をいただくことができました。しかしながら、実務で統計学を使いこなすにはまだまだ力不足だと感じています。実世界のデータは、試験で使用した手法がそのまま適用できないケースが往々にしてあります。例えば、試験問題の時系列解析のパートでは定常過程を前提にしていることが多いですが、生産工程で取得されるデータは、定常過程であることは少ないです。そのような時にどう対応するか?を考えるためも、統計検定で問われるような基礎の理解は必要だと思います。
 統計学の世界は深遠で、まだまだ学ぶべきことがあるので、統計検定1級の合格を目指して頑張りたいと思います。

[1]日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック (日本統計学会編)
[2]現代数理統計学の基礎 (久保川達也)
[3]日本統計学会公式認定 統計検定 1級・準1級 公式問題集 (日本統計学会編)

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