集団をいくつかのグループに分けたい、ある対象とよく似た対象はどれかを知りたい、といった場面が多々あります。このグループ分けをすることをクラスタリングやセグメンテーションといいます。
たとえば、下の表のような、日本企業25社の売上高、利潤、資産、市場価値を調べたデータを使って、この25社をいくつかのグループに分けてみましょう。クラスター分析という手法を使います。
表の下にあるトーナメント表のように見える図がその結果です。デンドログラムといいます。「房にぶら下がっている葡萄」を想像すると理解がしやすいと思います。
図のように、高さ100のところで切り取ってみると、5つの房(5つのグループ)に分けることができますね。高さ200だと、3グループになります。
TOYOTAとNTTの属するグループ3は、市場価値・資産・売上高ともにかなり高い企業、グループ4は、市場価値・資産・利潤は低いが、売上高が高い企業といったことがわかります。