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合格者の声

1級「統計応用」

理論と実応用の基礎知識の証明
杉岡 新さん(会社員)

 私が統計検定を知ったのはインターネットでデータ処理に関わる数理系の資格を検索したことがきっかけでした。データの活用が叫ばれるようになって久しいところですが、業務上適用条件や結果の解釈に誤認のある・曖昧さの残る分析を目にすることが多く、基礎理論を理解して地に足がついた状態でデータに接したいと考えていました。統計検定1級は出題範囲で理論と実応用の双方をカバーしており、自らの身につけたい知識に近いと考え受験を決めました。
 受験対策としては、大学の教養課程で学んだ基礎的な統計学もほぼ忘れている状況で、仕事で学習時間も限られていたことから、問題集・過去問で主たる数理統計学の運用法を手で覚えることを優先し、教科書は具体例を抽象的に理解するために辞書的に利用するという方法で勉強を進めました。夜間・週末を中心に学習し、微積分・線形代数の復習を含め、結果として半年程度の学習期間でした。確率分布にまつわる量(分布関数・密度関数・モーメント・母関数など)の関係性を理解し、自由自在に計算ができるようになるまでは苦労しましたが、その後は順調に学習を進めることができました。
受験を通じて改めて特徴的だと感じたことは、1級の「統計応用」の問題では、生存時間解析・品質管理など実応用の状況下での統計学の運用を問われていることです。この度合格できたことで、確率・統計にまつわる実社会の問題に正しく取り組むための第一歩を踏み出すことができたと感じています。
 産業界でも統計学への関心が高まる中、周囲の反応を見ても、統計検定の確率・統計の理論と実応用の基礎知識の証明としての効力を実感しています。今後統計検定が、確率・統計・データを扱う人材の標準としてより多くの方に認知されることを願っています。

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