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合格者の声

準1級

統計学的な「感覚」を身につけることの重要性に気付かされました
平 圭佑さん(高等学校教員)

 統計検定の存在は半年ほど前に知り、以前から「統計学について、もう少しきちんと勉強してみたい」と思っていた節があったため、今回の受験を決意いたしました。準1級と2級をダブル受験し、特に準1級では最優秀成績賞を取ることができ、非常に嬉しく思っております。
 準1級は2015年から開始された比較的新しい試験区分で、準1級用の公式テキストもまだ存在していないので勉強にはやや苦労しましたが、基本的には『2級範囲の正確な理解』『各種多変量解析法の概念の修得』『過去問から見た試験傾向の把握』の3点が合格に近づく重要な要素なのではないかと思っています。特に多変量解析に関しては、準1級から新たに加わる分野というだけでなく、分量的にもかなり重くてウェイトも高いので、新たに本を1冊通読して試験対策を行いました(自分は『多次元データ解析法(中村永友著)』という本を用いました)。また、準1級の試験範囲表にはたくさんの事項が書かれていますが、実際には出題される内容に偏りがあるので、その辺は過去問を見て試験傾向を把握していただければと思います。
 今回の準1級試験の勉強を行う過程において、もちろん各種の統計に関する知識を身につけることも重要だとは思いますが、それと同じくらい統計学的な「感覚」を身につけることの重要性に気付かされました。例えば今年出題された、サンドイッチの厚さの分散を求める問題や、与えられた乱塊法実験に関する記述の中で最も適切な選択肢を選ぶ問題は、まさにそのような「感覚」を問う問題だったのではと考えております。
 今後統計検定1級を受験するかどうかはまだ決めていませんが、これに満足することなく、統計学の勉強を続けていきたいと思います。他の人も書かれていますが、統計検定は問題のクオリティが非常に高く、解いていて面白い問題が多数出題されていると思うので、受験しようかどうか考えている皆さんはぜひ受験してみてください。

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